いよいよ迎える、この時。ヨーロッパ大型リーグの一部ではファイナルマッチデー、その他リーグも超決定打となる試合が満載!
いよいよ迎える、結末。ワールドカップを間に挟むことになったユニークなシーズンだったが、ヨーロッパでサッカーのシーズンの結末を迎えることとなった。一部の大会では、最後の最後の週となり、目指すべきところへたどり着くための最後のチャンス(あったとしても)となる。最終マッチデーに関しては、特に濃密なものとなる:順位表の上下とも、まだまだ大きく動く可能性が残っており、どこに目線定めていいか決まらないような状況だ。記憶に残ることになるサッカーの週末をさっそくレビューしていこう。あらゆる動向を逃すことなかれ!
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目次:
- プレミアリーグ – 降格圏でのファイナル・デー
- ブンデスリーガ – タイトルレースでのファイナル・デー
- ブンデスリーガ – 降格圏でのファイナル・デー
- ラ・リーガ – アルメリア 対 バリャドリード
プレミアリーグ – 降格圏でのファイナル・デー
タイトルレースはすでに決着がつき、ヨーロッパサッカー進出のための順位も固まった。プレミアリーグでは、ドラマの最終日は降格圏のバトルに集中できる。各チーム(エヴァートン、レスター、リーズ)が、残り1席となった安全圏の順位をかけて戦うことになる。では、残り2席は?降格を決めることになる。エヴァートンが現在最も安全圏に近い。17位につけており、トフィーズ(エヴァートンの愛称)はここで勝利できれば残留が固まることを理解している。引分さえできれば、それでもうまくいく。しかし、引分に終わり、レスターが勝利すれば、リーズ(リーズが3ゴール差で勝てば)ショーン・ダイチ率いるチームは降格となる。
そのため、命運をその手に完全に納めるには、エヴァートンは勝利しなければならない。しかし、今週末の対戦相手であるAFCボーンマス空は、めったに勝利できていない:トフィーズ(エヴァートンの愛称)は、直近4回のAFCボーンマス戦すべてで負けているのだ。しかし、そのうちの1つがグディソン・パーク出の試合であり、その前にはエヴァートンはCherries(ボーンマス)相手に4つのホーム試合を勝利している。今シーズンの最近のホームでの試合のようにまだましといえる成果を出しておきたかった。ダイチ監督率いるチームの直近4試合の勝ちなしの流れ(1分3敗)となっており、ファイナル・デーでこれほど焦ることはなかっただろう。1954-55以来イギリスサッカー1部リーグに在籍してきており、この流れは途絶えさせたくないものだ。

レスターもホームで試合を迎え、フィオレンティーナとのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ決勝を迎えるに当たり優位にあるとみられるウェストハムと戦う中、フォックシズ(レスターの愛称)はこの機会を活かせるのか?エヴァートンが勝てないことを祈る中、ディーン・スミス率いるチームも残留には勝利が必要である。2015-16プレミアリーグと2020-21のFAカップチャンピオンであることを考えればなかなかのシナリオといえる。プレミアリーグで優勝したチャンピオンでありながら降格することになる2チームのうちの1つ(ブラックバーン・ローバーズに続く)となる可能性があり、同じくここで見られた昨シーズンと同じ結果(キングパワースタジアムでの2-2)になれば、不十分な結果となる。
リーズには、正直言って奇跡が起こらなければ絶望的だ。サム・アラダイス率いるチームは、レスターが勝てない上に、自軍は勝利し、さらにエヴァートンが負けるか引き分けるかしなければどうにもならない。エヴァートンが引き分けとなることがあれば、リーズはトッテナムを3点差で下さなければ、ゴール差のタイブレーカーを覆すことはできない。何より、自力で勝たなければならず、それはスパーズ(トッテナムの愛称)相手にはほとんど起こっていない結果といえる:リーズは、直近10回のプレミアリーグでのトッテナム戦でわずか1勝(1分8敗)となっている。しかし、その唯一の勝利が2021年5月のホームでのものとなっている。トッテナムは不調にあえいでいるが、ヨークシャー拠点の同チームはチャンピオンシップへの降格を避けるには何とかしなければならない。
どの試合も見逃せない!
ブンデスリーガ – タイトルレースでのファイナル・デー
ブンデスリーガは一方、見どころ盛りだくさんの状況で、視点を定めるのが難しい!アウグスブルク、シュトゥットガルト、ボーフム、シャルケの間で降格圏の争いが繰り広げられている一方、歴史の目撃者となる可能性のあるタイトルレースから見て行きたい:10年ぶりに、バイエルン・ミュンヘンがチャンピオンでなくなる可能性がある。
その座は、ボルシア・ドルトムントの手に固く収まっている。そう、バイエルン以外のチームでMeisterschale(ブンデスリーガトロフィー)を手にした最後のチーム(2011-12)であり、再びトロフィーを手にすることになる可能性がある。die Schwarzgelben(ドルトムントの愛称)は今シーズン数度にわたり順位表最上位につけたことがある。バイエルンと共に浮き沈みしてきたが、つい先週末にエディン・テルジッチ率いるチームはトップの座に躍り出たのだ。この一にとどまりチャンピオンになるためには、ホームでのマインツ戦で勝利するだけでよい。試合会場がジグナル・イドゥナ・パルクとなることは万々歳といえる。ホームスタジアムでは今シーズン1度しか負けておらず、その黒星もはるか昔の8月のことである(14勝1分)。さらに優れているのは、2023が始まって以来、ドルトムントはホームでの試合すべてを勝利しており、あと1つ掴むだけで9度目のブンデスリーガタイトル獲得が決まるのだ。しかし、気をつけなければならない。die Schwarzgelben(ドルトムントの愛称)は直近5つのホームでの対マインツとのリーグ戦で5勝2敗(残りは2勝1分)となっている。ここで波乱が起きないことは保証できない。

バイエルン・ミュンヘンは15試合でボルシア・ドルトムントより9ポイントリードしていた(2022年末時点)が、ほとんど正反対となった2023年のドルトムントの活躍により、バイエルンは以来ずっと不調が続いている。10勝4分け4敗となっている今年の試合成績により、FCB(バイエルンの愛称)は多すぎる試合で多すぎるポイントを落とし、サプライズとなったユリアン・ナーゲルスマンの解雇につながり、すぐにトーマス・トゥヘルが入れ替わったものの、それでさえ潮流を完全に変えることはかなわなかった。先週末のライプツィヒ戦での1-3の黒星により、1位から2位に落ち、現在は自らの命運を自らコントロールできなくなっている。ドルトムントが勝たずに、バイエルンは勝つ、とならなければならないのだ。まさかのまさかでドルトムントが引分け、バイエルンが勝てば、ババリア拠点のチームはゴール差によりリーグ優勝を固めることになるのだ。トゥヘル監督率いるチームは奇跡を期待しながらケルンへと遠征することになり、バイエルンはこの相手との試合8試合すべてのアウェー戦で勝利している中、勝利は固いと言えそうだ。そのため、ドルトムントの試合が彼らの命運を決めることになる。
ブンデスリーガ – 降格圏でのファイナル・デー
ブンデスリーガ降格圏のバトルも、見逃すわけにはいかない!バトルの主役(アウグスブルク、シュトゥットガルト、ボーフム、シャルケ)は17位の自動降格圏の最後の順位に入ることを裂けようと戦っており、プレーオフの順位(16位)も避けたいところだ。しかし、2チームは必ずその座に落ち込むことになる。いったいどのチームとなるのか?
事実、シャルケは降格プレーオフへと持ち込むことを喜ぶかもしれない。自動降格圏に落ち込むよりはまし、ということだ。なぜか?現在17位であり、アウェーで絶好調のライプツィヒと戦わなければならないのだ。ライプツィヒ戦直近4試合全敗となっていることから、勝利は難しいと言える。何とか引分さえできるだけでも、望みがつながると言える。しかし、引き分けることになれば、ボーフムがレバークーゼン戦で負けてくれなければならない。シャルケは今キャンペーン直近16のブンデスリーガ戦でわずかに4敗(5勝7分)となっているが、その数では足りず、さらに遅すぎるといえるだろう。
ボーフムは一方、シーズン最後の試合をレバークーゼン相手にホームで戦えるメリットがある。シャルケが試合を落とせば、ボーフムは最悪でも降格圏プレーオフ突入となるが、この試合に勝てれば、そしてシュトゥットガルトが引き分け、シャルケが引き分けるか負けるかとなり(そしてさらにアウグスブルクが負け)、もしくはボーフムは引分シュトゥットガルトとシャルケが負ければ、完全に安全となる。.トーマス・レッチュ率いるチームにとっての主なプライオリティは、17位に落ち込まないことだが、2008以来レバークーゼン荷は勝てていない(3分4敗)となっていることから、思わぬ結果が訪れる可能性もある。

シュトゥットガルトは安全圏最下位(15位)におり、その位置を保つ戦略を取るだろう。先週末のマインツ戦での勝利(4-1)はこれ以上にない大切なタイミングでのものとなった。セバスティアン・ヘーネス監督率いる同チームは15位から17位へと跳躍することになり、ここで負けてしまってもボーフムが同じく負けシャルケが勝てなければ、安全圏は固まる。しかし、ホームでのホッフェンハイム戦が待っていることから、シュトゥットガルトはこの試合で何かを掴んでおきたいところだ。勝利できれば安全圏は確定し、ボーフムが引分か負け、シャルケが勝たなければ引き分けるだけでも同じ結果となる。ディ・シュワベン(シュトゥットガルトの愛称)はホッフェンハイム戦直近5試合で無敗(4勝1分)となっており、昨シーズンも最後の最後で降格を免れている。今回はあれほどのドラマチックさにはならないようにしたいところだ。
アウグスブルクは引分さえすれば来シーズンのブンデスリーガ残留が100%決まるものの、リーグ戦での2連敗の流れにより、ファンとしてはこの最終試合を前に若干緊張していることだろう。次に迎えるのはメンヒェングラートバッハ戦であり、Fuggerstädter(アウグスブルク)が直近4試合で3回下している(3勝1敗)相手だ。この勝利には、シーズンで先立つ勝利も含まれる。相手のリーグでの順位は羨ましいものといえる。2000年以来、最終マッチデーで14位から17位へと落ちたチームはわずかに一つ(2014-15のフライブルク)となっているため、おそらく再びこれが起こることはなさそうではあるものの、可能性はゼロではない。
ラ・リーガ – アルメリア 対 バリャドリード
ラ・リーガでは、まだ最終マッチデーはやってこない。しかし、残り2試合となる中、6月4日の最終週を迎える前に変わり得るものは非常に多い。大きく変わる可能性があるのは降格圏でのバトルだ。いまだに、7つものチームが残る降格圏の順位2つを避けるべく悪戦苦闘している。今週末、このチーム同士の間で直接対戦が見られることになる!
そのなかでもちゅうもくが、アルメリアがバリャドリードを迎える試合だ。La Unión(アルメリア)は現在15位であるが、相手チームのいる(バリャドリードは18位、38ポイント)降格圏から離れることわずかに1ポイント(39)となっている。アルメリアのラ・リーガでの試合直近4試合での勝利2つにより、降格圏を離れている。この試合をエスタディオ・デ・ロス・フエゴス・メディテラネオス出迎えるに当たり、ルビ監督にとって直近2つの勝利がどちらもホームでのものとなっていることで自信となるだろう。アンダルシア拠点の同チームにとってゴール力は問題ではない。順位表下位半分のチームの中で46得点で2位の成績を誇っている。しかし、62失点(リーグで最下位から4位)となっているディフェンスの甘さに問題がある。直近12試合でわずか1つのクリーンシートとなっていることも、この試合を前にした懸念であるが、光明があると言えば唯一の完封試合が最近のホームでの試合(マヨルカ戦の3-0)からのものとなっている。アルメリアは、この試合の重要性をわきまえている:ここで勝てれば、残留が決まるのだ。

バリャドリードはラ・リーガ新チャンピオンとなったバルセロナとの前回試合でのまさかの3-1での大金星により、ここで勝てても全くおかしくなく、降格圏での大舞台となるこの試合を迎えるにあたってPucela(バリャドリード)にとって自信としかならないだろう。見事なのは、あのバルセロナ戦での勝利はバリャドリードのリーグ戦での5連敗に終止符を打つこととなり、今シーズンすでに勝利している相手(9月のアルメリア戦での1-0の勝利)からもう一度勝利をつかむための自信となる。この2チームは昨年セグンダ・ディビシオンでそれぞれ1位と2位で終え(両チームとも81ポイント)、ここで再びほぼ同じ成績(アルメリア39ポイント、バリャドリード38ポイント)となっているが、パウロ・ペッツォラーノ監督率いるチームはここで勝てれば相手を大きく追い抜き、安全圏に一歩近づくことになる。アルメリアにポイントで後れを取っている中、バリャドリードが勝てれば安全圏が確定する。しかし、3ポイントの重みは十分承知しているだろう。