『エルダー・スクロールズ』の面白おかしいキャラクターを紹介
『エルダー・スクロールズ・オンライン』に、新チャプター「ネクロム」が登場しました。 そこで今回は、伝説のRPGシリーズ『エルダー・スクロールズ』がこれまでに生み出してきた最高に変なキャラクターを探す、奇妙な冒険に出かけてみましょう。
オープンワールドは、そこに住むNPCの存在があってこそ、その良さが際立つものです。そして、タムリエルの土地の様々な地域を彩る風変わりなNPCの集団は、本シリーズならではの魅力でもあります。
それでは前置きはこれくらいにして、変わり者たちを紹介していきます!
目次:
- 親切者のグレロッド
- ほら吹きのムアイク
- 熱狂的なファン
- 好色なアルゴニアンの侍女
- ランズ=イン=サークル
- 若きクジェルド
- シセロ
- シェオゴラス
- クラッシウス・キュリオ
- ドラレイン・セラス
- タルヒエル
親切者のグレロッド
名前とは裏腹に、グレロッドは本当に厄介な存在です。闇の一党から孤児院の院長を暗殺するよう命じられた時は、躊躇してしまうかもしれませんが、子供たちから話を聞いてみれば、この人がとんでもない怪物であることがすぐにわかります!
ですから、普段とは違って、このクエストで一番道徳にかなっているのは、老婦人を殺害することです。
ほら吹きのムアイク
「親切者のグレロッド」とは違って、「ほら吹きのムアイク」という名前は完全にしっくり来ます。カジートのトラブルメーカーとして『エルダー・スクロールズ』シリーズのいくつかに登場し、期待通りのことをしてきます。何を尋ねても、ひたすら嘘をついてくるのです。
『スカイリム』で、嘘つきとして長く続く家系であることが明らかになります。それならしょうがないと思うか、始末に負えないと思うか、ただの馬鹿と思えばいいのか…。
熱狂的なファン
『オブリビオン』の帝都にある闘技場でグランドチャンピオンになると、煩わしいブレトンの若者がドタバタと目の前に現れます。従者にすることも可能ですが、その場合はあなたの後ろをついて回り、あなたを思い上がらせ、迷惑な存在となることがほとんどです。
『オブリビオン』でこのタマネギともっと関わりたかったという人に朗報です。ベセスダが出す広大な宇宙の新作『スターフィールド』で再び登場することになりました!
尾を上げる者(好色なアルゴニアンの侍女)
どの『エルダー・スクロールズ』シリーズでも実際に会うことのない伝説のキャラクターですが、シリーズの一部では、ゲーム内のわいせつな小説の登場人物として現れます。
ゲーム内書籍「好色なアルゴニアンの侍女」には、尾を上げる者の淫らな冒険が綴られていますが、一番面白いところは、実際のゲーム開発者が書かなければならなかったという点です。
ランズ=イン=サークル
誰もが知ってのとおり、アルゴニアンのこのキャラクターはどうかしています。シヴァリング・アイルズ(奇妙な民族の住む島)で出会うことができるのですが、主人公に近づき、食べ物、お金、靴を要求してきます。
断ると激昂して「ニニニニニニニニィ」と叫びながらぐるぐる周りを走り出すのですが、その様を見てるとあの聖杯クエストを連想してしまいますね…。
若きクジェルド
クジェルドは、長い間に渡って人生の嵐を乗り越えてきたような風貌をしていると思うかもしれませんが、無骨な外見の下には、癇癪持ちの子どもみたいな心が隠されています!大柄でタフで荒々しい生粋のノルドに見えるかもしれませんが、拗ねた子供のようなクジェルトと一緒に時間を過ごせば、本当はどんなキャラクターなのかをすぐに知ることができます。
母親に家事をやらされることや、弓をちゃんと引けるようになるまで父親が狩りに行かせてくれないことを愚痴ってばかりのくせに、主人公に対してはタフに振る舞っているのです。タフガイのイメージが少し崩れますよね?
シセロ
シセロは殺人狂いのピエロのような存在で、闇の一党とつるんでいます。この場違いな服装は、組織との最後の契約で、自分が夢中になった道化師の暗殺を任されたことに由来しています。
今は、みんなをおちょくり、自分を名前呼びし、「誰か殺そうよ!」なんて人を動揺させることをしょっちゅう言っています。
シェオゴラス
シェオゴラスは、『オブリビオン』の拡張パック「シヴァリング・アイルズ」で初登場しましたが、狂気のプリンスと呼ぶに相応しいキャラクターです。シェオゴラスの生きる目的は、混乱を引き起こし、人々を狂わせ、狂ってしまった人々をさらに苦しめることです。
カリスマ性のある人物で、面白いセリフもたくさん用意されています。また、シェオゴラスがいれば、人をランダムな動物やアイテムに変えてしまう杖「ワバジャック」のような数多くの変わったアーティファクトを利用できるようにもなります。これだけの要素があれば、客観的に見て悪人であっても、好きにならないわけがありませんね。
クラッシウス・キュリオ
まさにクラッシウス・キュリオこそが、前に述べた「好色なアルゴニアンの侍女」の作者です。そして、想像が付くかもしれませんが、この人は完全なるキモキャラです。
本の名セリフ「俺の槍を磨け」を生み出したこの作者は、自分を「クラッシウスおじさん」と呼ぶように言ってきます。そして、後援者になってもらうには、服を全部脱がなくてはなりません。
ドラレイン・セラス
なんだか変わっていてかわいいのですが、このダークエルフは枕に夢中なんです。ドラレインのために行うクエストでは、コレクションの枕がネズミに食べられないようにしなくてはならず、助けると報酬がもらえるのですが、その報酬はやっぱり枕です!
タルヒエル
タルヒエルは、空から落ちてきて、自分の目の前で死んでしまうという、ちょっと予想外の形で登場します。調べてみると、どうやらこの人は、空を短い間飛ぶための魔法を試していたものの、着地に失敗してしまったようです。
「スローフォール」の魔法をかけて落下速度を遅くすれば、タルヒエルを救うことが可能ですが、この問題多き天才から感謝されることを期待してはいけません。この件については話したくないとつぶやいて去っていくだけです。