E、A、スポーツ、イッツ・イン・ザ・ゲーム!EAスポーツの傑作5選
EAスポーツ…イッツ・イン・ザ・ゲーム!スポーツゲームに目がない人なら、このフレーズを何百回と聞いたことでしょう。1991年の登場以来、EAスポーツは私たちに向かって右から、左から、そして正面から様々なワクワクのスポーツタイトルを繰り出してきました。サッカーであれ、アメフトであれ、バスケ、F1、ラグビーですら、これまで31年間、EAスポーツがリリースするゲームはどれも有り金はいたいてですら購入する価値がありました。
と言うことで、EAがスポーツ界に進出することとなったマッデンシリーズの新作リリースが迫る中、EAスポーツの往年の名作5選を振り返っておきましょう。
目次:
- FIFA ロード・トゥ・ワールドカップ98
- NHL 96
- SSX Tricky
- NBA Street
- Madden NFL 99
- FIFA ロード・トゥ・ワールドカップ98
さあ今回の一発目、サッカー界のクリスティアーノ・ロナウドとでもいうべきFIFA ロード・トゥ・ワールドカップ98から。新しいタイトルほどグラフィック、フィジクス、ゲームプレイは進化するのはわかりますが、このシリーズほどぶっ飛んだ進化を見せたものはありませんでした。
16ものスタジアムを揃え、当時としてはぶっ飛び級のビジュアル、かなり賢いAI、公式にライセンスを取った172のナショナルチーム、まったく斬新なロード・トゥ・ワールドカップモード、これだけあればFIFA 98はリリース時にはマンチェスター・シティより強かった、と言えるかもしれません。
これだけでは足りないとばかりに、オフサイドルールを初めて導入したFIFAゲームであり、弄り回せるクラブグッズなどの山ほどのカスタマイズが可能で、ブラーのSong 2がサントラになっていためっちゃいかしたゲームに仕上がっていました。
これだけの理由があるからこそ、サッカーファンがこのゲームをいまだに手に取るのも納得です。
- NHL 96
90年代のクラシックタイトルと言えば、こちらもEAスポーツのシリーズでかなり記念碑的なインパクトを持つタイトル。今週の2本目は、NHL 96です。
FIFA 98とよく似ており、このゲームは3Dグラフィック(このゲームのDOS版で登場)、大幅な改善、調整可能な相手AI、そして何より重要だったのはプレイヤーがピッチ上での乱闘に参加できる初のゲームとして、山ほどのイノベーションが詰め込まれていました。相手のあごにガツンとやれなきゃ、ホッケーじゃないでしょう。
言うまでもなく、このゲームはリリース時にスマッシュヒットとなり、歴史上もっとも認められたゲームのままその名をとどろかせています。
- SSX Tricky
ちょっと話題を変えて、トリックを決めるのが非常にトリッキーだったSSX Trickyを見てみましょう。ベーシックは第1作と同じだった(フルスピードで山をぶっ飛ばしたり、トリックを決めてポイントを積み上げていったり)ものの、コミカルであり得ない演出がくわわり、しかしユーモラスな「ウーバートリック」でゲラゲラ笑って10点満点どころか11点目に突入しました。
ライバル制の導入でより熱中度が高まり、相手をやっつけでもしたら敵対心むき出しになってきたものでした。
もちろん、SSX Trickyは間違いなく、ゲームのレジェンドとなった大成功タイトルと言えるでしょう。
- NBA Street
一方、EAスポーツが出したタイトルはスノーボードだけではなく、2000年代初頭にはNBA Streetでバスケットボールをストリートに持ち込みました。アーケードゲームプレイスタイルのNBA Jamを進化させようと、NBA Streetではスリーオンスリーの対戦となっており、スノーボードの難しいトリックを決めるよりもハマれるところがイイところ。
悪魔的な楽しさに加え、NBA StreetはFIAやNFL Streetなど、数々の続作に加え様々な「ストリートスポーツ」を降ってわかせた偉大さもあるんです。
- Madden NFL 99
今週のまとめは、そう、やっぱり過去のマッデンシリーズでしょう。かなりのチョイスがありますが、2つの理由でマッデン99を選ぶことにしました。まず、このタイトルは初のマルチプラットフォームのマッデンタイトルであり、全プラットフォームに渡り完全3Dとなっています。
次に、これまた画期的だったのが、フランチャイズモードを搭載した初のタイトルであったこと。一方、無理もないのですが、オーナーとしてのプレイなど、今ではこのモードに欠かせない多くのフィーチャーが欠けていたものの、選んだチームの運命を15年に渡って導くことができ、チームの選手をトレードしたりでき、契約・契約解除、ドラフト契約などもありました。
マッデンのゲームとしては洗練されきっていないというかもしれませんが、フランチャイズモードの導入により、このシリーズの歴史における転換点となったことに違いはありません。