仮想通貨ニュース
2021-04-20 12:47:00

マクドナルド、美味しそうなNFTをリリース

最近のNFTの動きは、過剰に宣伝され、バブルの兆候があるとして、すでに否定的な意味合いを持たれているとはいえ、大企業がブロックチェーン技術の能力に興味を持ったのは、ファンジブルな暗号通貨ではなく、ノンファンジブルなトークンであるという事実を否定することはできません。

そして世界的なブランドといえば、マクドナルド以上のものはないでしょう。最近のニュースによれば、マクドナルドの子会社が、象徴的なメニューの「NFT化」に成功したといいます。 

目次: 

  1. フランスのファストフード人口のための素晴らしいNFT
  2. ノンファンジブルトークンが食品業界を刺激する

フランスのファストフード人口のための素晴らしいNFT

フランスは世界で最も洗練された料理の発祥の地かもしれませんが、すべての人が毎日フォアグラやカナールのコンフィを食べているわけではありません。実はビッグマックやフライドポテトを冷たいコーラで流し込むようなシンプルな食事をしている人が多いのです。だからこそ、パリのマクドナルドはニューヨークに負けず劣らずの人気を誇っているのでしょう。しかし、世界最大のファストフードチェーン、マクドナルドのフランス法人は、テクノロジーアートの最新トレンドに乗り遅れることがないよう、誰もが知っているメニュー、マックナゲット、ビッグマック、マックサンデーやポテトが描かれた、ノンファンジブルトークンのコレクションをリリースすることにしたとのことです。 

ただし、他のNFTを販売している企業とは異なり、マクドナルドは利益を求めてこの魅力的なコレクションをリリースしたわけではないようです。マクドナルドの公式発表によれば、このトークンは販売されたものではなく、49日〜13日と414日〜18日の2回にわたって行われたソーシャルメディアでのコンテストの参加者への報酬として配布されたものでした。 

ノンファンジブルトークンが食品業界を刺激する 

このマクドナルドトークンは、デジタル化されたメニュー1つにつき5トークンとして発行され、NFTのプラットフォームとして最も人気のあるOpenSeaで展示されました。DDB社のSMM部門責任者であるPierre Guengant氏によれば、このトークンを購入することはできませんが、所有者は後日、自分が好むマーケットプレイスで売却する権利を持っているとのことです。DDBDoyle Dane Bernbachの略で、ニューヨークを拠点とする世界的に評価の高いマーケティング企業であり、オムニコムグループの傘下です。ソーシャルメディアコンテストの受賞者には、NFTそのものの他に、それぞれの料理を詳細に再現した特別なデジタルフレームという、NFTを具現化したものも授与されました。コンテストはすでに終了していますが、現時点でOpenSeaなどのマーケットプレイスでこのNFTの売却を試みた人はいないようです。ただし、もしも売りに出されるようなことがあれば、ライセンスを取得している非常に希少なトークンであることからも、高額で取引される可能性があることは確実でしょう。

もちろん、ファストフードチェーンでノンファンジブルトークンに手を出したのは、マクドナルドが初めてではありません。今年の初め、米国カリフォルニア州のタコベルは、スパイシーポテトソフトタコスという名のNFTコレクションを発行しました。このコレクションには、画像やアニメーション、ショートクリップなどで構成された5種類のトークンが含まれていました。販売価格は0.001ETHから始まり、1つのトークンで0.7ETHまで達しました。