バイナンス、「AFCON 2021」と独占ブロックチェーンスポンサー契约を締結
スポーツと暗号資産は、日に日に切っても切れない関係になりつつあります。これまでのところ、FTXとCrypto.comがこの分野の最大手とされてきましたが、バイナンスがこの2社に追いつきつつあります。2社がアメリカでのシェアを競い合っている隙に、言わばバイナンスがアフリカ大陸でその存在感を確立したと言っていいでしょう。
目次:
- バイナンス、AFCON 2021初のブロックチェーンプラットフォームに
- バイナンス、アフリカ大陸における暗号資産の普及を推進
- 悲劇に見舞われたトーナメント
バイナンス、AFCON 2021初のブロックチェーンプラットフォームに
新型コロナウイルス感染症が依然として暗い影を残す中、世界各地でスポーツの試合が本格的に再開されつつあります。ヨーロッパのほとんどのリーグが冬の間オフシーズンとなり、試合に飢えたサッカーファンたちが今、喜びを求めて美しいカメルーンがあるアフリカ大陸中央へと南下して行ったのです。1月9日から2月6日の間、「アフリカネイションズカップ2021」(AFCON)がカメルーンで開催され、スポーツブックの該当セクションではこのエキサイティングなトーナメントへの様々なベットが用意されています。
大会の開始に先立ち、主催者は集中型プラットフォームの中で最大の取引量を誇るセーシェル拠点の暗号資産取引所であるバイナンスが、この大会の公式スポンサーとなり、独占ブロックチェーンパートナーになったことを発表しました。試合の模様は世界160か国に配信され、約3億人のファンが目にすることとなりました。
バイナンス、アフリカ大陸における暗号資産の普及を推進
アフリカサッカー連盟(CAF)の事務局長を務めるベロン・モセンゴオンバ(Veron Mosengo-Omba)氏は、CAFはバイナンスを大歓迎し、CAFが「アフリカのサッカーシーンを次のレベルに押し上げる」可能性のあるブロックチェーン技術を採用する用意が出来ていることについて言及しました。契約の一環として、CAFは「Assist of the Day」、「Binance Assist of the Week」、「Binance Assist of the Tournament」3つのプロモーションをCAFソーシャルメディアチャネルおよび試合が行われる全会場で宣伝します。
バイナンスの創設者の1人、現在の最高マーケティング責任者であるイー・ヘー(Yi He)氏は、アフリカがブロックチェーン業界の将来において重要な役割を果たすという自身の確信を示し、その一方で、バイナンスが暗号資産および同取引所プラットフォームへの認識を高めるためのたゆまない努力を続けていくことについて述べました。バイナンスのアフリカ地域担当チーフであるエマニュエル・ババロラ(Emmanuel Babalola)氏は、CAFとのパートナーシップは「大陸全体での暗号資産の主流」となるというバイナンスの目標を実現する上で重要な力添えとなると付け加えました。
悲劇に見舞われたトーナメント
アフリカネイションズカップ2021はラウンド16が終了し、1月29日と30日に行われる準々決勝への8チームが決定し、エジプト対モロッコおよびガンビア対カメルーンの対戦が最もベットしがいのある組み合わせとなりました。
しかし残念ながら、この壮大な対戦は開催国の首都ヤウンデのオレンベ・スタジア外に観客が押し寄せたことによって8人が死亡するという事故により、暗い影を落とすこととなりました。CAFはこの事件の徹底的な調査を開始し、残りのすべての試合で1分間の黙祷を捧げるよう命じています。