人生の荒波に備えよう!
全米オープン
最後のグランドスラムイベントが間近、2022年全米オープンがいよいよ始まります。今年で142回目のトーナメントの連続開催となり、会場はニューヨークのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター。試合はハードコートで行われ、男子および女子のシングルスとダブルス、加えてユース、シニア、障害を持つ選手の試合が行われます。
現在の女子ディフェンディングチャンピオンはエマ・ラドゥカヌ、今回も間違いなく優勝を狙ってきます。ここまで過去数年調子はぶれているものの、ペースの早いハードコートでのパフォーマンスは抜群で、今回トーナメントでも注目しないわけにはいきません。世界ナンバーワンのイガ・シフィオンテクの活躍も見れるに違いありません。直近8試合のうち4試合で優勝しており、今シーズンの選手の中でも抜きんでています。
一方、セリーナ・ウィリアムズが今大会で最後の出場となり、テニスを離れ他の道を切り開いていくことを宣言しています。引退を騙ることに躊躇しながら、ウィリアムズはアーサー・アッシュ・スタジアムでの感動的なフェアウェルに続き、(姉のヴィーナスとのダブルスも含め)最後の試合をビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターでプレーすることを望んでいます。
ジョコビッチが移動制限により大会に参加できず、ナダルが今年序盤のウィンブルドンでの腹部負傷によりトレーニング時間が取れなかった中、男子シングルストーナメントは優勝チャンスが広く開けています。
現在の男子ナンバーワンであるキャメロン・ノリーは、ウィンブルドン準決勝にも進出しており、第7シードでの開始となります。準々決勝でラファエル・ナダルとの対戦の試練が見込まれ、スリルあふれる対戦となることでしょう。しかし、同選手の最初の試合ははるかに気楽なもので、今年を通してツアーレベルでの4つの勝利しかできていないブノワ・ペールが相手となります。
冬を前にテニスの総まとめとなる最後のグランドスラムでもあり、全米オープンのすべての動向は決して見逃せません!
オランダグランプリ
レーシングファンのみんな、この週末F1の世界でまたもややってくるアドレナリン前回のイベントに備えよう!今回は、CM.comザントフォールト・サーキットでハイネケンオランダグランプリが迫る!
コース自体は、楽しみながら走れるもの。その雰囲気、距離(ザントフォールトはスケジュールの中でも最短)、そしてロケーションもうってつけの大会です。難易度の高い4.3kmのトラックは14のコーナーで構成され、エラーが許される余地は小さく、見どころ満載度は頂点に。コースの距離から、観戦に訪れるファンに何度もドライバーが近づくことになります。レースが終了すると、コースと目の鼻の先にある美しい砂浜と砂丘でファンがのんびりする姿も見られるでしょう!
ベルギーでの直近のレースでは、驚くまでもなくフェルスタッペンがチェッカーフラッグを切り、若干の間を開けてレッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスが続きました。
実際、グリッドでは14番目からのスタートであったもののフェルスタッペンは一歩上を行く走りを見せ、P14より後ろからスタートしてベルギーグランプリを勝利したのは1995年のミハエル・シューマッハ以来となりました。そして、18ラップ目ですでにレースを決めていたのです。全レースを通し軽快なハンドルさばきで、相手を寄せ付けませんでした!
フェルスタッペンの現在のコンディションは、一強(シューマッハ、ヴェッテル、ハミルトンを思い返してみましょう)状態であり、フェルスタッペンとレッドブルのスキルにのみ拠るもので、この点からもファンがうならされています。
フェルスタッペンがここで次のレースでホームの地に戻ることで、ザントフォールトでのレースでの優勝候補であることは間違いありません。が、すんでのところでの波乱を警戒しないわけにはいきませんよね。これこそF1の醍醐味ですから!
日曜日のベルギーでは3位に終わり、今年完走したレースすべてでトップ5につけているフェラーリのサインツを見過ごすわけにはいきません。サインツ自身に拠れば、ザントフォールトのトラックはフェラーリのドライビングスタイルにはるかに適しており、今週後半のレースでレッドブルに反撃する自信満々です。
結果予想に反し、F1の世界では常に波乱がつきもの。トップに上り詰めるのは誰か、その眼で見届けよう!