氷上を駆け巡る熱気！

NBA

スラムダンクと3ポイントシュートがやっぱり盛り上がる、と言うファンなら、ファイナルを目指したレースが煮詰まりつつある2023年の序盤は激盛り上がりを見せること間違いなし！

ファイナルと言えば、昨年のランナーズアップであるボストン・セルティックスがイースタンカンファレンスで破竹の勢いを見せており、バスケットボール最大級の賞を逃した無念をばねに現在その勢いをさらに伸ばし続けています。セルティックスは次の試合を前に、7連勝の波に乗ってカンファレンスの頂点に座しており、8連勝目につなげようと躍起になっています。

さあ、この試合で対戦するのはどのチーム？同チームになって他でもないNBAのファイナルの相手、ゴールデンステート・ウォリアーズです。ゴールデンステートは昨シーズン、ライバルを下しチャンピオンとなったものの、今シーズンはその高みを再現できておらず、現在ウェスタンカンファレンスでは7位になっています。 

実際、セルティックスにとってスティーブ・カー率いるチームと対戦するのにこれほど優れたタイミングはありません。直近の試合ではワシントン・ウィザーズを下して勝利の流れに戻り、ゴールデンステートは直近6試合でわずか2勝のみと、勢いが足りていません。しかし、相手の実力を考えると、この場で立ち直り、シーズンの調子を押し上げていくのには最高のタイミングと言えます。

他にイースタンカンファレンスでは、ボストン・セルティックスを止めようと、ブルックリン・ネッツが順位表上位から姿をひそめることのないよう勝利の流れに戻ろうと躍起になっています。ネッツは2023年を迎えるに当たり上がり調子でしたが、直近のボストン・セルティックスとオクラホマシティサンダー相手の敗戦により若干躓き気味で、上位チームに食い込むには、ここで勝利しなければなりません。

一方、ウェスタンカンファレンスの上位争いは非常に拮抗しており、最上位ではデンバー・ナゲッツとメンフィス・グリズリーズの間にほとんど差がありません。グリズリーは現在破竹の勢いで、直近10戦10勝となっています。しかし、ナゲッツも6連勝の流れに乗っており、この勢いですさまじいぶつかり合いになることは必至。 

両チームが絶好調な中、全力でベットする今後数週間～数か月はまさに激動の期間となるでしょう！最終的に勝利を掴むのがどのチームでも、一つ確かなのはこのスリルはまさに最高潮ということでしょう。

NHL

刺すような寒さの冬のこの時期、外に出るときはガンガンに着込んでいることでしょう。一方、現在NHLではスタンレーカップが間近に迫る中、氷上の熱気は増しに増しています！

アトランティック・ディビジョンでは、現在ボストン・ブルーインズが注目の的。ジム・モンゴメリー監督率いるチームは今シーズン絶好調、下位に続くトロント・メープルリーフスを15ポイントも引き離してリーグの頂点に座しています。さらに、直近10試合で7勝しており、その勢いは止まる様子を見せず、ファンたちは今シーズンを圧勝できる静かな自信に満ち溢れていることでしょう。

他の3つのリーグでは若干様相が異なり、リーグ順位表上位ではほとんど差がついていません。メトロポリタンディビジョンでは、この記事執筆時点ではニュージャージー・デビルスをわずかに1ポイントのみの差でカロライナ・ハリケーンズが上回っている状況です。しかし、デビルズは現在公聴が続いており、5連勝を記録した後、今後来たる日程でハリケーンズを上回ることも十分あり得ます。

セントラルディビジョンではウィニペグ・ジェッツとダラス・スターズが上位で同ポイントとなっており、より拮抗している模様。とは言え、ジェッツは直近の調子がより優れている（直近10試合で最も順位が近いチャレンジャー相手に2勝多く記録）ため、このまま順位を固めていきそうです。ファンの問いは、勝利のモメンタムをつなぎ、リーグの頂点で絶対優位を貫けるのか？と言う点でしょう。

最後に忘れてはならないのが、ベガス・ゴールデンナイツとシアトル・クラーケンが順位表の上位で拮抗しあうパシフィックディビジョンです。クラーケンの直近の調子は、タンパベイ・ライトニングに前回の試合で負けたことで小休止となり、ベガスを引き離すために何としてもいい流れを取り戻したいところ。しかし、幸運なことに、ゴールデンナイツも前回の試合を落としており、上位争いはここに来てまだまだ行く末が固まっていません。