ITTF世界卓球選手権2023がもうすぐやってくる！

世界中の卓球ファンが待ちに待ったその時がもうすぐやってきます。南アフリカのダーバンで開催されるITTF世界卓球選手権2023の開幕がほんの数日後に迫りました。2023年5月20日～28日開催の世界中の注目を集める本大会では、卓球界において最も栄誉あるタイトルの1つをかけて世界中から選手が集まり戦います。 

ダーバン国際コンベンションセンターで行われる最重要イベントでは、シングルス（男子と女子）で128名、各ダブルス（男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス）で64組がストレートノックアウト方式で戦い、優勝者には2000点の世界ランキングポイントが授与されます。

男子シングルスにおいては、引き続き樊振東が注目を集めています。彼は2021年11月の本大会で優勝を果たしており、世界第二位の王楚欽を約4000ポイント引き離し、世界第一位の座を確固たるものとしています。2023年に樊振東が負けたシングルスの試合はわずか2試合のみ。そのうちの一試合はフランス人のアレクシス・ルブランが相手でした。彼は、この地における前大会での屈辱を振り払い、彼が卓球の王者であることを世界に見せつけることができるでしょうか？

世界ランキング第二位の王楚欽選手は、同胞からトロフィーを奪取するために猛追すること間違いなし！この年若いスーパースターはこのところ絶好調で、先月のWTTチャンピオンズマカオでは見事な勝利を収め、準決勝と決勝で張本智和と馬龍をそれぞれ4-0で破りました！現在誰も彼の快進撃を止めることができないかのようですが、今年のWTTシンガポールスマッシュでは樊振東に敗れました。しかし今回はどうでしょう？結果が待ちきれません！

女子シングルスでは、世界ランキング第二位の王曼昱が2021年のタイトルを護るためパワフルな戦いを見せることでしょう。王曼昱はすでに4月のWTTチャンピオンシップマカオで勝利を収めており、本大会でもその調子を維持したいと望んでいることでしょう。しかしながら彼女は、世界ランキング第一位で本大会の本命である孫穎莎に2000ポイント以上差をつけられています。孫穎莎は先月のWTTチャンピオンシップ新郷ならびに3月のシンガポールスマッシュで優勝しており、間違いなく現在絶好調です。前回この2人が対戦したのは3月で、孫穎莎が王曼昱を4-0で下しました！ただし、2021年に本大会が開催された際には王曼昱が孫穎莎を4-2で下しています！今回はどちらに勝利の女神がほほ笑むでしょう？あまりにも接戦で予測困難です！ 

しかしダーバンでは、地位を確立したスターだけが注目を浴びているわけではありません。今年の大会には、アフリカ大陸にとって重要な意味があります。なんと84年ぶりに本大会がアフリカに戻ってきたのです。前回アフリカで本大会が開催されたのは、1939年のエジプトのカイロでした。

ITTF世界選手権は地元のファンに、男子イベントではクアドリ・アルナやオマー・アサー、女子イベントではハナ・ゴーダやディナ・メシュレフといった、トップ選手や今後のスターがプレーする姿を観戦するチャンスをもたらします。これらの選手たちは地元ファンの前で素晴らしいプレーを見せ、世界のステージでその名を知らしめたいと望んでいます。彼らがこの権威あるイベントでプレーするということは、まさにアフリカで卓球が人気を博していることの証です。 

さあ、ダーバンの本大会では誰が勝利を掴むのでしょうか？皆が予想する本命選手でしょうか、それともどこからともなく現れる予想外の挑戦者でしょうか？時間だけがその答えを知っています。しかし1つ確実なことは、まもなく開催されるITTF世界卓球選手権2023で世界中の才能あふれる選手が激しい戦いを繰り広げ、私たちをくぎ付けにするだろうということです！