存在感を示すイガ・シフィオンテク、そしてメルセデスがいよいよ全開!テニスとF1で迫りくる激動に備えよう!
全仏オープン

早くも夏の気配が迫る欧州、5月22日には全仏オープン開催。この大型トーナメントはロロン・ガロとも呼ばれ、パリのテニスコートであるスタ・ロロン・ガロで2週間にかけて開催されます。全仏オープンは、4つあるグランドスラムテニストーナメントの1つであり、現在はクレーコートで試合が行われています。さらに、球速が遅くなり大きな弾みが発生するコート表面の特徴のため、世界で最もチャレンジングなトーナメントと言われています。

今年は、車いすとクアードテニスイベントも開かれ、今年開催されるイベントと並行開催となります。準決勝は2日と3日、決勝は4日に開かれるので、イベントのいくつかはフィリップ・シャトリエ(メイン)コートで行われることになり、障がいを持つアスリートの活躍がより鮮明に見守られることになります。これに加え、「オール・イン・ア・ウィールチェア」の日が復活。観衆は車いすテニスを試すことができ、スポーツ競技としてどれだけ難しいスキルと動きが必要となるかを体験することができるのです。アスリートがそのスキルをデモンストレーションし、さらには一般客とちょっとしたラリーまでプレーしてくれます!

アスリートと言えば、全仏オープンからアンディ・マリの棄権のニュースが飛び込んできました。グラスコートのシーズンに備えるため、とのこと。同選手は今年、ウィンブルドンに備え結果を残すため、クレーコートには一切近づかない計画でした。しかし先週のマドリードオープンでのけが以来、力を温存することにしたようです。この大会の危険は惜しまれるところですが、一方スポーツ人生のキャリアを走り出したばかりの若きアスリートがその才能を見せつけてくれることになりそうです!

ところでイタリアオープンは、この先数週間のパリで繰り広げられる試合の前哨として確かなものを残してくれました。美しいテニスの試合がみられた中、全仏オープンでも活躍間違いなしの2人のスター選手が生まれました。ポーランド出身の若きイガ・シフィオンテクは5連続タイトルを勝ち取り、6つ目が期待されています。オンス・ジャバーとの試合で見事にペースをつかみ、来週の試合に注目が集まります。旬のノバク・ジョコビッチも、パリでの順位表上位に存在感を示すことになるでしょう。ワクチン接種状況による2022年の内容の濃いスタートの後、トーナメントを連続で逃してきました。しかし期待通り、イタリアで復活しまるで何事もなかったかのような活躍を見せ、ロロン・ガロ2022でもそのプレーに期待が集まります。
全仏オープンでは3人のエース級選手が活躍することとなり、目が離せません!
スペイングランプリ
位置について…用意…スタート!1xBitより、カタルーニャ・サーキットで2022年5月22日開催の注目高まるフォーミュラ1・ピレリ・グラン・プレミオ・デ・エスパーニャ2022のレビューをお届け!

このサーキットは4.675 kmのトラックで、高低差とスピードコーナーターンを備え、まさにマシンのバランス性能が試される右カーブの難しいターン3が見どころ。サーキットで変わる風向きもこのトラックの難易度の高さに貢献しており、エアロダイナミクスの抗力は風速によって大きく変わるため絶妙のセットアップが求められます。

マイアミグランプリで2連続チェッカーフラッグを切った現ドライバーズチャンピオンの マックス・フェルスタッペンは、タイトル防衛を目指しポールポジションを取りました。今シーズン初頭のレッドブルを悩ませた信頼性の問題は、今では過去のものとなったようで、このオランダ人ドライバーはここでその力を見せつけにかかるでしょう。
とは言え、フェルスタッペンとチームにとって勝利はまったくもって確約されたものではないのも事実。最近のインタビューで、Ferrariチームの代表であるマッティア・ビノットは、レッドブルがマシンを改善しフェラーリに対し優勢に立った日曜日のレースの後、チームにはコンペティションの要件にうまく対応する必要があると述べました。

ビノットは、このレースを前にチームはマシンにさらなるアップグレードを施し、今週末表彰台の頂点に建てるだけのものとなったことを願うところ。ドライバーズチャンピオンシップの順位争いでは、シャルル・ルクレールがフェルスタッペンとの差を埋めにかかっています。

同じく、マイアミではメルセデスがなかなかの走りを見せましたが結果にはつながりませんでした。練習ラウンドでは快活な走りが順調に見えたものの、順位表上ではまだそれほどのポイントを獲得できていません。このレースで状況が変わることになるのか?
チェッカーフラッグを切るのが誰であれ、トラック上ではスリルあふれるハイスピードなレースが繰り広げられることでしょう。お見逃しなく!