eスポーツが詰まった週末がやってくる！

CS:GOファン全員集合！ESL Pro League Season 17がいよいよスリルあふれる結末へと迫る中、激動の波乱に向けて備えよう！ 

予選とグループステージの激動ですでにおなか一杯気味な中、最強の名をほしいままにしてきたAstralisがグループステージで宿敵Team Liquidの手によりまさかの敗退となるなど、どちらも話題満載の流れとなり、今後数日にかけて山ほどの波乱が見られるに違いありません。

さらに、超特大のグランドプライズ$200,000を含む賞金総額$850,000が懸かる中、同時にIEMケルン2023とBlast World Finals 2023への進出も手にできるチャンスとなり、大枚はたいてベットしたくなるほどの見どころ満載の試合となる超強豪同士の戦いがインターコンチネンタル・マルタで繰り広げられるのです。

何に注目かと言えば、勝者を予想するに当たりG2 Esportsは外せないところでしょう。同ドイツチームは最近超絶好調で、BLAST Premier World Finals 2022とIntel Extreme Masters Katowixe 2023へで優勝へと向けまっしぐらに突き進みました。G2は第2グループステージの試合で滑ってしまい、Cloud9に0-2で下されてしまった（偶然にも、執筆時点で今年唯一の黒星）ものの、MIBRとFnatic相手には華麗な快勝を記録し立ち直り、ラウンド16でMovistar Ridersとの対戦を控えます。

机上の理論ではG2はこの対戦で相手にまったく苦戦することはないとみられる中、Movistar Ridersも決して手抜かりを許すことはないでしょう。下位シードでのSawとBigとの対戦で作り上げた勝利のモメンタムに乗っかってくるはずです。その力を発揮し、ここで波乱を起こすことができるでしょうか？時間のみがそれを証明するでしょう！

G2に匹敵しそうな1つのチームと言えば、直近のIntel Extreme Masters Katowice 2023で喫した1-3の敗北へのリベンジを狙うHeroicでしょう。ポーランドの地で飲んだ悔し涙は同スカンジナビアチームをさらに奮い立たせ、好調が続いてきました。グループBで3戦3勝をかちとり、準々決勝ではOutsiders、NAVI、00 Nationのいずれかとの対戦を待つことになっています。さらに、この大会で勝てるだけの実力も十分です。ESL Pro Leag Championsでは2021年に優勝しており、去年のこの大会での例外的な期待外れの活躍を歴史の彼方に葬り去ろうと本気を出してくるに違いありません。

準々決勝の相手となり得るチームの一つ、NAVIもこのトーナメントでの優勝にチャレンジするための存在感を示すのに十分の活躍を見せていることも見逃せません。ウクライナは現在動乱期の試練にさらされており、数年前に暴れまわっていたように全力ではっちゃけるというわけには行かないものの、最近その成績は固いもので、グループD開幕戦でのZe相手の1-2の黒星を3連勝で塗り替えています。

さらに、最近喫したIEM Katowice準決勝でのHeroicへの黒星を取り戻すことにもモチベーションは2倍となっていることでしょう。00 NationとOutsidersとの戦いを乗り越え、スカンジナビアのライバルとの試合にたどり着けるかどうかは今後の動向次第です。気になる点は、それだけの実力を持ち合わせているのかどうか？と言う点になります。

トーナメントの優勝候補を語るなら、FaZe Clanについて言及せずには終われないのは周知の事実、CS:GO界を2022年に渡ってけん引し、4つものメジャー大会で見事優勝しています。同時に、FaZeの猛烈な勢いは昨年末にかけて収まり始め、さらに今年のIEM Katowiceでの期待外れの活躍は、同チームに対し懐疑的なファンにとっては見過ごせない記憶ともなっています。 

とは言え、FaZeはこのトーナメントを、流れを軌道に戻すための絶好のチャンスと見るでしょう。昨年のこの大会で勝利へと邁進しており、ESL Pro Leagueの王座を再び固め直したいところです。

最後とは言え軽視できないのは、ダークホースとなり得るTeam Liquidも忘れてはおけないこと。同チームは、IEM Katowice 2023でFaZe Clanを敗退させているのです。今年初頭のBlast Premier: Spring Groupsではいくらか期待に届かない内容の試合を繰り広げたものの、Team Liquidは最近の大型大会では好調を見せており、Blast Premier: World FinalのグランドファイナルとIEM Katowice 2023の準決勝にまで進出してきました。 …と、ここまで書いておきながら、書いている最中に同チームはノックアウトされてしまいました汗。

今大会では開幕4試合で2勝2敗と一貫性のないスタートを切っており、優勝を狙うなら、直近2つの大型大会で魅せた調子を再現しなければならなかった中、力及ばずの結果となってしまいました。