1xBitニュース
2022-11-08 16:58:00

ファイナル・カウントダウン!(例のあのキーボードのリフが鳴り響く!)

ATP Finals
 

今週末では熱気が最高潮に、ATP Finalsが再びトリノに降臨!同国あふれるシーズンもいよいよ終盤へと突入です。世界中のテニスファンの多くがその結果を待つ中、波乱、予想外の展開、スリルに全力でベットしてこの7日間のテニス最高峰のアクションを見届けたいところ。

現時点でナンバー1のカルロス・アルカラスが故障で欠場する中、このトーナメント突入に際しての大きな疑問はノバク・ジョコビッチが6回目となるファイナルタイトルを掴めるかどうか(成功すれば、ロジャー・フェデラーと同レベルに達することに)と言う点でしょう。同セルビア人ベテラン選手はパリ・マスターズ決勝でショッキングな敗北の痛みを味わい、デンマークの期待の新星、19歳のホルガ・ルーネに敗れました。

しかし、銀杯をさらに手にしようと意気込むベテラン選手はジョコビッチだけではありません。ラファル・ナダルももちろん、頂点を視野に入れています。ナダルは今シーズンの強豪選手としての活躍を見せており、ATPシーズンでの過去最高の走り出し(初戦20試合で連勝)を記録し、年初から2つのグランドスラムタイトルを勝利、ここでの勝利はそんな見事なシーズンにふさわしい結末となること間違いなし。

とは言え、ナダルのグランドプライズ獲得は確定とは程遠い状況です。次世代を担うといわれる選手たちが、簡単にそうはさせません。その中でも筆頭なのが、ダニール・メドベージェフ。同選手は、天地の差のある成果の入り混じったこのシーズンをなんとか気分高らかに終えようとしています。今年初めに世界ナンバー1に到達しながらも、同ロシア人選手は以来試練に直面してきました。ロシア選手の出場禁止によりウィンブルドンを逃し、さらに最近のパリ・マスターズではラウンド32での敗退などふがいない成績にも悩まされてきました。その結果、ここで観衆に自らの持てる力を証明しなければなりません。

ステファノス・チチパスも世界ナンバー1としてシーズンを終えようと、このトーナメントで結果を残す気満々です。このトーナメントで無敗の流れを保てれば、の話ですが。それに加え、キャスパー・ルードやフェリックス・オジェ アリアシムなどの選手もここで存在感を見せておきたいところ。若手にも実力者が揃い、古参世代に一泡吹かせようと意気込んでいます。

UCIトラックチャンピオンズリーグ

世界中の自転車レースファンがこの先数週間、UCIトラックチャンピオンズリーグが2回目となる開催を迎えるのに当たり、狂喜の時間を過ごすことになります。今週末はパルマアリーナでのアクションが満載。この会場は、昨年の1回目の大会の開催場所でもあり、我々を画面にくぎ付けにするドラマが繰り広げられました。

ハリー・ラブレイセンを上回る選手は現れるのでしょうか?男子トーナメントに注目するすべての人が気になるのはこの点でしょう。ラブレイセンは昨年のこのイベントを圧倒し、4つのスプリントを制してチャンピオンに輝き、オランダ人同選手は直近で調子も上がっており、先月のパリでは3回競輪チャンピオンに連続で輝きました。 

しかし、マシュー・リチャードソンとの対決は熾烈を極めるでしょう。この若きオーストラリア人選手はラブレイセンに次いで先月のサン=カンタンでのソロスプリントファイナル2位となったものの、勝利を逃した秒数差は10分の1秒以下で、初出場となるこの大会でとにかくリベンジを果たしたいところ。

なにより、シュテファン・ベティヒャー、ケビン サンティアゴ・キンテロ チャバロ、アジズル・ハスニ・アウァン、ミハイル・イアコブレフなどの選手が後続に続いており、全力でベットしてこの男子トーナメントの王者を狙う勝者を応援したいところ。

女子の方の大会は、長くきついシーズンの後、タイトル防衛をあきらめざるを得なくなったエマ・ヒンツェに代わる新チャンピオンが生まれるのを目撃することになります。チームメイトのドイツ人選手、レアソフィー・フリードリヒがこのトーナメントを前に有力候補と見られており、同選手は競輪を制する力のある選手で間違いありません。この種目では、ダブルで世界チャンピオンとなっています。さらに、昨年のこのトーナメントでのスプリントで非常に固いパフォーマンスを見せ、4ラウンドのうち2勝してもいます。

とは言え、フリードリヒはマチルド・グロが成績で追い越していくことを狙っているのに注意しなければなりません。昨年のこの大会での固いデビューの後、23歳の同選手はここまで12か月の強豪選手と見られるようになり、先月のサン=カンタンでのスプリントでストレートラウンドでフリードリッヒを負かしています。

このチャンスに、同選手はさらに勝利を積み上げるのか、それともライバルが上手に出るのでしょうか?何が起ころうとも、今週土曜日には激震が走ることになるでしょう!