2023年、スポーツ/eスポーツの超絶アクションが盛りだくさん!
スポーツとeスポーツの壮絶な一年も幕を閉じたところで、2023年の動きを押さえておくのにちょうどいいタイミングとなりました。
ということで、この先12か月に待ち構える激動にバッチリ備えていきましょう!
フォーミュラ1
マックス・フェルスタッペンを止められるドライバーは現れるのか?F1ファンにとってこれこそが注目の的。フライング・ダッチマンは3連続でドライバーズ・チャンピオンシップを手にしようとしています。
初戦3レースのうち2つでリタイアしたシーズンの立ち上がりは期待外れだったものの、フェルスタッペンは続く7レースで5勝し、2連続でドライバーズ・チャンピオンシップを獲得、まだまだ時間はたっぷりあります。オランダ人同選手は歴史書にその名が刻まれることが確定、数々の記録を打ち出しました。1シーズンでの最多勝利、同じく最多ポイント、そして最大数のポイントをひっくり返してチャンピオンになり、もちろんこのまま次もチャンピオンの座を狙っています。
この選手を倒すのは相当厄介であるものの、フェラーリとメルセデスは保続ドライバーがこの試練をこなせることを期待しています。何より、ルクレールとハミルトンのどちらも、それだけのポテンシャルがあります。モナコ人ドライバーは昨シーズン確信に満ちた成績を見せたものの、信頼性の低さとチームによる疑問符だらけの戦略により足を引っ張られ、今年のタイトルを手にできるその実力を今こそ示したいところ。
ルイス・ハミルトンも2022年というとにかく悪夢のようなシーズンに続き、上位選手と張り合えるその意気込みを見せたいところです。同イギリス人ドライバーは昨年、1勝もできず、ポールポジションも取れませんでした。さらに、ドライバーズタイトル最多となっているシューマッハを超えるには、調子を取り戻さなければなりません。
テニス
2023年は、テニスファンにとって激動の年となるでしょう。この先多くの波乱が予想されます。
男子の部に目を向ければ、今年のカルロス・アルカラスの活躍に注目が集まっています。若きスペイン人同選手は昨年のATPツアーで旋風となり、5つものタイトルを獲得。2つのマスターイベントと全米オープンが含まれ、ATP史上最年少でのランキング1位になりました。
しかし、男子テニスでの強豪選手の座は一切確約されたものではありません。ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、アレクサンダー・ズベレフ、ステファノス・チチパスらが今年成果を残そうと息巻いています。同様に、ダニール・メドベージェフ、フェリックス・オジェ アリアシム、ホルガ・ヴィートゥス・ヌースコウ・ルーネ、ヤニック・シナーらとの対戦を乗り越えなければなりません。銀杯をめぐる戦いは、今年はいつになく熾烈なものとなっています。
女子の部については、イガ・シフィオンテクが女子テニスを席巻することが固まりそうな年.となっています。ポーランド人同選手は昨年のWTAツアーを鮮やかに演じ、合計2つのグランドスラムと8つのタイトルを獲得。これ以上はあり得ないというほどの成績で、今年も活躍するものと見られています。そこで気になるのが、この12か月でチャレンジャーが現れるのか、それとも同選手が勝利を積み上げ続けるのか、と言う点です。
BLAST Paris Major
世界中のCS:GOファンが楽しみにしているのがパリで開催されるBLAST Paris Major。CS:GOの強豪たちが、フランスの首都で$500,000のグランドプライズを懸けた戦いが繰り広げられます。
この大会は、CS:GO制作人のValveとBLASTが協賛する初の公式舞台であることにも注目です。今後の展開にも期待が募ります。Valveは2022年に2つの大会を開催。アントワープでのPGL MajorとリオでのIEM Majorです。その両方が観客数記録を更新し、一方でBLASTは独自開催の大会を多数開催、CS:GOファンは最強のトーナメント主催者とみなしていることでしょう。
このコラボは、極上のものとなること間違いなし。大会でも激戦がみられることでしょう。
NBAプレーオフ/ファイナル
世界中のバスケファンは4月から6月まで、次期NBAプレーオフ/ファイナルの新たな章の幕開けに熱狂に包まれることになるでしょう。
昨年のファイナルは、ゴールデンステート・ウォリアーズが1-2の劣勢からボストン・セルティックスを4-2で下す波乱が見られました。とは言え、防衛王者は今シーズン調子全開と言うわけにはいっておらず、今回は防衛することがかなわなそうです。
昨年のファイナルでの相手については正反対で、イースタンカンファレンスで絶好調となっています。セルティックスは2022より一歩上の成績を残したいところ。今年は15年ぶりとなるNBAチャンピオンとなって終えられるよう勢いを保っています。
とは言え、シーズンの好調なスタートにもかかわらず、調子と言えば、今イースタンで絶好調なのはブルックリン・ネッツです。ジャック・ボーン率いるチームは(執筆時点で)直近10試合で全10勝、セルティックは一方直近10試合で5勝5敗。この勝利のモメンタムを保つことができれば相手を追い越すことができるかもしれません。
かたや、ウェスタンカンファレンスでは、トップの座を争うデンバー・ナゲッツ、メンフィス・グリズリーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズの三つ巴戦となっています。とは言え、シーズンはまだまだこれからでもある中、追いかけるチームらが波乱を起こす可能性は十分にあると言えそうです。